「〇〇は何色だ?」
「お前はロボットか!」
「ばかが!」
……はい、今日の名言(迷言)たちです。
コールセンターで働いていると、なかなかパンチの効いたセリフを浴びることがあります。
しかもそれ、自分が悪くないのに言われるんですよ。
正直、心が削られないわけがない。
それでも私が今もコールセンターで働いている理由。
ちょっと聞いてもらえませんか?
私がコールセンターで働く理由
コールセンターで働く理由は、単純に「条件がいいから」です。
・給料がいい
・時間の融通がきく
・福利厚生がしっかりしてる
今まで3つのコールセンターを経験してきましたが、今の会社がいちばん長く続いています。
それはやっぱり「人間関係がいいから」なんです。
飲食店やアパレル、不動産事務なんかも経験してきましたが、今の会社が一番働きやすい。
大手のグループ会社っていうのもあって、わりとホワイト。
そして何より、私の性格的に在宅勤務が向いていない。
在宅勤務が無理だと思う理由
「在宅いいな〜」って思うことももちろんあります。
でも実際にやったらたぶん私は仕事になりません。
猫がずっとくっついてくるし、テレビも漫画もあるし、現実逃避の道具があふれてる(笑)
仕事とプライベートが同じ空間って、私には向いてないと思うんです。
気が抜けなくなりそうだし、なにより、同僚に会えないのがイヤ!
「この場合どうするんだっけ?」「これの処理って合ってる?」みたいなちょっとした確認や、
「こんなこと言われた〜!」っていう愚痴を言い合えるのが、ほんとありがたい。
在宅勤務の打診も何度か受けましたが、全部断ってきました。
クレーム対応で在宅とか、正直地獄です…。
クレーム対応が本当にきつい理由
コールセンターって、顔が見えないからって何を言ってもいいと思ってる人、多いんですよね。
・「お前はロボットか!マニュアル通りにしか話せないのか!」
・「お前は人間じゃない」
・「〇〇は何色?」(←は??)
こんなセリフ、毎日のように飛んできます。
しかもこっちが悪くない内容で、です。
中には「俺はカスハラじゃない!!」って怒鳴ってくるお客様もいます。
いや、それ言ってる時点で自覚あるやん…って思いながら、笑顔(の声)で対応してます。
個人攻撃されて、対応中に心が折れそうになったこと、何度もあります。
泣いたこともあるし、出勤前に胃が痛くなったこともあります。
それでも出勤する理由
でも、出勤するんですよね。なんだかんだで。
私にとって「会社に行くこと」って、もう同僚とおしゃべりしに行く感覚なんです。
入電が少ない日は資料を読みながら「ここ更新されてたよ!」なんて情報共有したり、
ときどき上司も巻き込んで、真面目な話したり脱線して雑談したり。
この日々の雑談や情報交換が、ちゃんとお客様対応に生きてたりするんですよね。
役者をやっていた頃に鍛えた“演技力”もけっこう役に立ってて、
どんなにきつくても笑声(えごえ)はキープできるし、
声に感情を乗せたり外したりするのも割と自在にできる。
頑張ったぶんだけちゃんと給料に反映されるのもありがたい。
しかも、暑い日も寒い日も空調の効いた部屋で、
自分で光熱費を払うこともなく、椅子に座って仕事できるって…
けっこう天国じゃないですか?
最後に
「クレーム対応=つらい」はもう間違いないです。
でも、同僚たちと支え合いながら、ちょっと笑って、情報交換して、
たまに疲れながらも、なんとか毎日やってます。
今日も迷言コレクションをひとつ追加しながら(笑)、
私はまた、電話をとります。
ただ、心が本当にきついときは、素直に休むことにしています。
無理して続けても心と体が壊れてしまうので、その時はちゃんと休息を取る。
他にどんな対処法をしているのかは、また別の記事で詳しく書こうと思うので、気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。